日本の便器
日本の便器は、JISA5207に規定されています。
大便器・小便器・洗面器などが規定されているJIS。
よって、すべてがその規格に合格するものでなければいけません。
たとえ寸法や形が合格ラインであっても、すべてその規定に合格するものでなければなりません。
欠点の許容範囲も細かく設定されているので、相当厳しい審査になるようです。
ちなみに便器の素地は溶化素窒素でなければならない決まりがあります。
つまり限りなく磁器に近い陶器であること。
磁器と陶器の違いは、千差万別です。
一度ご家庭にあるお皿で試してみると良いでしょう。
試す方法として、お皿の縁を叩いてみてください。
澄んだ金属音のような磁器に対して、陶器はにぶい音がします。
もう一つ試す方法があるのですが、それは電灯。
電灯に、陶器と磁器をかざしてみてください。
磁器の場合は、かすかに明かりか透けて見えるのに対して、陶器は全く光を通します。
陶器と磁器では、これほどにも違いがあるのです。
なぜ、磁器は便器に適していないかをご説明しましょう。
ガラスが高温になると溶けてしまうことは、ご存知でしょうか?
便器はさらの100倍以上も重量があるので、磁器の場合、制作段階でガラス質が溶け、重量を支えきれなくなってしまいます。
よって、形がくずれてしまうのです。
しかし陶器に関して見てみると、便器には適さない吸水性があります。
ですので、陶器といっても、限りなく磁器に近い陶器で作る必要があります。
